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2019年11月27日 (水)

Clinical 口腔症状を契機にHIV感染が判明した症例 ④

続き:

             ■23ある AIDS 指標疾患

●真菌症   1.カンジダ症、2.クリプトコッカス症、3.コクシジオイデス症、4.ヒストプラズマ症、5.ニューモシスチス肺炎、

●原虫感染症   6.トキソプラズマ脳症、7.クリプトスポリジウム症、8.イソスポラ症、

●細菌感染症   9.化膿性細菌感染症、10.サルモネラ菌血症、11.活動性結核、12.非定型抗酸菌症、

●ウイルス感染症、   13.サイトメガロウイルス感染症、14.単純ヘルペスウイルス感染症、15.進行性多巣性白質脳症、

●腫瘍   16.カポジ肉腫、17.原発性脳リンパ腫、18.非ホジキンリンパ腫、19.浸潤性子宮頸癌、

●その他   20.反復性肺炎、21.リンパ性間質性肺炎、22.HIV脳症、23.HIV消耗性症候群、

 

3. HIV/AIDSの口腔症状

 

 HIV感染症でみられる症状の多くは、CD 4 陽性リンパ球の減少による細胞性免疫不全に伴う日和見感染、日和見腫瘍である。我が国では小森、池田、連、前田らが解説あるいは報告している。

 それらによると、HIVの初感染では口腔カンジダや口腔潰瘍といった口腔病変が最も多く、かなりの頻度でみられる。その他、口腔乾燥、再発性アフタ性口内炎、口腔毛様白板症が主なもので、唾液腺疾患、歯肉帯状紅斑、壊死性潰瘍性歯肉炎、単純ヘルペス、カポジ肉腫、特発性血小板減少性紫斑病(Idiopathic Throm-bocytopenic Purpura : ITP)、不定形潰瘍、神経障害等も報告されている。

 

  ※  口腔内は感染者自身が「見える」、そして「異常を感じる」ことができる部位であることから病変に気付きやすいという特徴がある。

 また同時に、医療従事者も病変を直視(視診)、触診できることから、HIV感染を想起し、診断に到達できる可能性が高いといえる。

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