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2019年11月19日 (火)

Clinical 早期発見!口腔癌を見過ごさないために知っておくべきこと ⑥

続き:          <その 3>

それで、日常の診察経験が大切となる。舌、口腔底、頬粘膜に発生した癌では頸部転移頻度が高いので注意を要する。

 頸部リンパ節の触診による診断精度は60~70%とされる。さらに、UICC第8版より領域リンパ節の臨床的節外浸潤の診断が導入されたため、触診所見は必須となった。

 リンパ節転移の最終的評価は触診所見と画像検査で総合的に診断する。近年、超音波検査は触診の延長線上として手軽に行え、多くの情報をリアルタイムに画像として描出できるため口腔癌診断に頻用されている。

 ただし画像診断と触診の正診率にさほどの差異はみられていない。

 ③多発癌、重複癌について

  口腔内に原発性癌が2個以上発生し、一定条件を満たすものが口腔内多発癌である。原発性口腔癌と他臓器に原発性癌が発生するのが重複癌で、頭頸部扁平上皮癌の14.5%に他の頭頸部癌、胃癌や肺癌などの重複癌が認められている。

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