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2019年11月12日 (火)

Report 2019 歯科医師の勤務実態 ③

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 一方、育児中の休職・離職を経験した常勤女性歯科医師は、病院で10%、歯科診療所では22%であった。育児中も勤務を継続するために求められている取り組みは院内保育所(託児所)の設置・拡充だが、院内保育所が設置されているのは、一般病院で67%、歯科診療所では0.7%にすぎない。報告書は、歯科衛生士雇用においても院内保育所の整備が大きな課題であり、特に歯科診療所では複数の歯科医院で連携して託児施設を設けるなどの工夫を図る必要があるだろうと提言している。

 この調査は、歯科診療所と病院歯科の歯科医師の勤務実態を全国規模で調べた最初の研究である。今後の歯科医師の働き方改革を進めるうえでの基礎資料にするために、歯科医師についてはタイムスタディを取り入れて1週間の勤務実態を分析するなどの詳細データも把握した。

 報告書は結論として、病院勤務歯科医師の長時間勤務の実態は医師ほど劣悪ではないものの、口腔外科等においてはタスクシフトをはじめ就労支援を早急に検討する必要があるとした。また、病院歯科、歯科診療所ともに、育児のため休職・離職する女性歯科医師に対して、離職予防対策を講じることが求められると述べている。

   ―――同報告書はWebサイト (http://dentistsurvey.umin.jp/results/) からダウンロードできる。

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