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2019年12月17日 (火)

Report 2019 抗菌薬の安定供給 ①

広多勤(横浜ヘルスリサーチ代表)さんのレポートを記載する。コピーペー:

 

 日本化学療法学会、日本感染症学会、日本臨床微生物学会、日本環境感染学会は合同で「抗菌薬の安定供給に向けた4学会の提言―生命を守る薬剤を安心して使えるように―」をまとめ、8月30日付で根本匠厚労大臣(当時)に提出した。

 2019年3月に生じた抗菌薬「セファゾリン」の供給不足に端を発して、連鎖的に代替抗菌薬相次いで供給不足になっており、多くの医療機関で適切な感染症治療が難しくなっている現状を受けて、感染症に関連の深い4学会が協議した。

 セファゾリンは第一世代セフェム系の抗菌薬で、黄色ブドウ球菌、大腸菌等を対象菌として術後感染予防等に使用頻度が高く、特にメチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)には第一選択とされる。

 供給不足となった経緯はこうだ。セファゾリン製剤の国内供給では後発薬メーカーのN 社が60%のシェアをもつ。そのN 社が原薬の入荷や製造上の問題から製剤の供給ができなくなった。N 社は原薬をイタリアの A 社と B 社から得ているが、そのうちの A 社の製造工程に支障が生じ、2018年末頃から原薬に異物混合が増えて製造できなくなった。

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