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2019年12月12日 (木)

A I 兵器―――異次元の危険領域 ③

続き:

 

◆ AIが「指揮」する軍事作戦

 AIの使用が想定されるのは、単体の兵器だけではない。例えば、「作戦の指揮統制システム」に活用しようという動きもある。GPSでつかんだ敵と味方のリアルタイムの位置情報、保有する自軍の戦力の特徴、弾薬の種類や量、そして過去の軍事作戦から得られた教訓など、戦場でのあらゆる情報を分析し、どのような部隊の配置やこうげきのしかたが最も有効なのかをAIに判断させようというものだ。

 AIは人間よりはるかに短時間で結論を導き出し、敵を圧倒するスピードで攻撃を仕掛けることができるだろう。その際、作戦の一部に、敵を混乱させるためサイバー攻撃なども同時に行なわれるかもしれない。

 アメリカなどの開発国は、AI搭載のロボット兵器を投入すれば、自国の軍を危険にさらすことなく作戦が遂行できる、つまり自軍兵士の損失を回避でき、さらに人間のように感情に左右されないAIならヒューマンエラーによる「誤爆」も減らせると、プラス面を強調する。

 しかし、そもそも、①ロボットに人の生死を決めさせていいのかという人間なら当然ともいえる問いが投げかけられる。また、②戦争のコストや自軍の兵士の損失が減ることで、国家や国の指導者が「戦争へのハードルを下げてしまうのでは」との懸念もある。さらに、③AI技術は民間でも利用されているので、先ほどのNGO作成のPR動画でも描かれていたように、テロの手段や独裁者が反対勢力を弾圧する手段にもなりえる、との指摘もある。

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