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2020年1月 3日 (金)

Science 歯髄幹細胞が広げる細胞治療の今後の展望 ⑨

続き:

 

11. 乳歯の歯髄が同種細胞移植の適応を拡大できる

 ある調査を見ると、1年間に20万本の乳歯が歯科医院から抜去されている。もし、日本のすべての歯科医院から集約すると1年間で65種類のハプロタイプホモ接合型が見つかる計算になる。将来的にはこのような事業を通して、乳歯の歯髄細胞を医療現場に提供できれば、他家細胞移植を受けられる患者を増やすことができる。

 現在、自家細胞移植治療に最も使われている細胞は脂肪細胞で、その次が骨髄の細胞だが、乳歯のほうが集めやすいのではないだろうか。集めた歯髄細胞で輸血のようなシステムを構築すれば、国民の誰もが受けられる細胞治療を実現できると思うとともに、乳歯の歯髄細胞が新しい医療に大きく貢献できることは歯科医師として嬉しい。

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