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2020年1月 4日 (土)

Science 歯髄幹細胞が広げる細胞治療の今後の展望 ⑩

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お わ り に

 医科における細胞治療と歯科における細胞治療の活用方法には大きな違いがある。医科では、iPS細胞を用いた治療に代表されるように、これまでに治療方法がなかった疾患に対して、幹細胞を用いた治療法が開発されている。一方で歯科治療では、既に確立された治療方法がある。例えば、直接覆罩材による歯髄温存療法、エムドゲインによる歯周組織再生、β-TCPによる骨再生があるが、それらの治療に使われている材料を細胞に置き換えることで細胞治療は可能になるので、細胞治療をこれからの診療に役立てていただきたい。

 本田(筆者)は坂本龍馬の生き方や考え方に共感している。龍馬が残した言葉に「世の中のひとはなにをぞ言わば言え。我が為すること我れのみぞ知る」がある。これは、他人のことは気にせずに、自分の信じた道を貫き通すという意味で「何の志も無きところに、ぐずぐずして日を送るは、実に大馬鹿者なり」は、何でも思い切ってやってみるという意味だ。残された人生、龍馬の生き様と残した言葉を支えにして、地道な基礎研究を継続し、多くの患者を救う細胞治療に深く関わり続けていきたい。

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