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2020年2月 8日 (土)

エピジェネティクス―生命科学の新しい必修科目―(4) ③

続き:

 

さまざまな疾患とエピジェネティクス

 がんや生活習慣病だけでなく、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、自閉症、統合失調症といった精神障害や、次回で述べる予定の歯周病など、じつにさまざまな疾患においてもエピジェネティクスの関与が示唆されている。

 しかし現時点では、関与があるのではないか、と考えられている段階であって、決定的な証拠があるわけではない。エピジェネティクスは発展途上の学問分野なので、まだそのような状況などだとご理解していただきたい。はたしてそれらが明らかになる日がくるかどうか。それすら、現段階では分からないと考えるのが妥当である。

 

 いろいろな疾患の発症と関係がある、というのが、エピジェネティクスが大きな興味を持たれている理由の一つです。そして、そういった成果が、病気の発症機構の理解だけでなく、治療法の開発にもつながっています。次回はそういった「エピゲノム創薬」についてご紹介します。

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