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2020年4月23日 (木)

内の目 外の目 第208回 周術期等口腔機能管理の現状とこれから ③

続き:

周術期等口腔機能管理のこれから~そして歯科医療は~

 生涯でがんに罹患する確率は男性62%、女性で47%と、国民の約半数であると言う。我が国の総人口は、総務省の公表では2020/01/01現在で1億2602万人。この比率から考えると、6000万人以上の方が何らかのがん治療を受けることになるのだ。全国の病院歯科は1100件(2019/10/01、現在)で、国民の半分をたったこれだけで担当することは事実上不可能です。過去より、何らかの疾患を持つ患者は、大学病院や地域の基幹病院歯科口腔外科への紹介がファーストチョイスであった。

 しかし、がん治療の既往のある方にも歯科医院で対応していかなければ、自身の運営だけでなく、歯科界の運営が成り立たない状態に置かれているのは明らかである。そして、現在治療している患者が、他の医療施設でどのような場面に遭遇しているのか考えてみる必要があるだろう。

 私たち病院歯科勤務歯科医師は、この現状を歯科医院勤務の先生方にお伝えし、周術期等口腔機能管理をうまく利用し、地域での医科歯科連携を強固なものとしていただくことで歯科の役割の拡大を図っていければと考えている。

 このようなときこそ7万件近くもある歯科医院の真価が問われるのではないだろうか。

 

 

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