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2020年4月15日 (水)

Clinical リハビリテーション栄養における医科歯科連携の重要性 ③

続き:

 

3. リハビリテーション栄養ケアプロセス

 質の高いリハ栄養の実践には、5段階で構成されるリハ栄養ケアプロセスの活用が有用。

 ①リハ栄養アセスメント・診断推論:

  国際生活機能分類による全人的評価、フレイル・栄養素摂取の評価・推論

 ②リハ栄養診断(後で):

  栄養障害・サルコペニア・悪液質・栄養素摂取の過不足

 ③リハ栄養ゴール設定:

  仮説思考でリハや栄養管理のSMART (Specific : 具体的、Measurable : 測定可能、Achievable : 達成可能、Relevant : 重要・切実、Time-bound : 期間が明記)なゴール設定

 ④リハ栄養介入:

  「リハからみた栄養管理」や「栄養からみたリハ」の計画・実施

 ⑤リハ栄養モニタリング:

  リハ栄養の視点で栄養状態や国際生活機能分類、QOLの評価

 SMARTなゴールの例は、1か月で1kgの体重増加、2週間で3食ペースト食を自分で経口摂取可能となり経管栄養から離脱する、などである。一方、栄養改善、口腔機能改善は、SMARTなゴールではない。できる限りSMARTなゴールを設定して、モニタリングで達成できるかどうかを振り返り、次のアセスメント・診断推論につなげてサイクルを回し続けることが、質の高いリハ栄養の実践に重要である。

 

◉  リハビリテーション栄養診断

①栄養障害

・低栄養:飢餓、侵襲、悪液質

・過栄養:エネルギー摂取過剰、エネルギー消費不足、疾患

・栄養障害のリスク状態:低栄養・過栄養

・栄養素不足状態

・栄養素の過剰状態

・なし

②サルコペニア

・あり:加齢、活動、栄養、疾患

・筋肉量のみ低下:加齢、活動、栄養、疾患

・筋力 and/or 身体機能のみ低下:加齢、活動、栄養、疾患

・低下なし

③栄養素摂取の過不足

・栄養素の摂取不足

・栄養素の摂取過剰

・栄養素摂取不足の予測

・栄養素摂取過剰の予測

・なし

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