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2020年6月 7日 (日)

Report 2020 高齢者のがん薬物療法 ①

広多勤(横浜ヘルスリサーチ代表)さんの医療に関するレポートです。コピーペー:

 日本臨床腫瘍学会と日本癌治療学会は、日本老年医学会の協力を得て、『高齢者のがん薬物療法ガイドライン』を作成し、2019年7月に出版した。

 近年、がん治療の臨床研究は目覚ましく進展しており、各種診療ガイドラインも整備され、病態に応じた標準治療が確立されてきている。

 しかし、ガイドラインのベースとなる臨床試験の多くは高齢者を検討の対象にしていない。高齢患者は、臓器・身体機能の低下や併存疾患の存在、多剤服用、社会的機能低下など、様々な問題を有していて臨床試験の適格条件から外されることが多いためだ。

 したがって標準治療の大半は非高齢者による臨床試験に基づくエビデンスで確立されている。そうした”標準”を、多様な患者背景を持つ高齢患者にそのまま適用できるとは限らない。

 だが、これまで高齢がん患者に対する薬物療法の治療指針は示されておらず、これがわが国では最初のガイドラインになる。

 このガイドラインでは、臓器横断的な視点から、高齢がん患者の治療方針を総論と各論合わせて実質15のクリニカルクエスチョン (CQ) に整理して推奨度を示している。

 

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