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2020年7月27日 (月)

Report 2020 テレワーク ③

続き:

 う蝕処置をはじめ患者に直接行う処置が多い歯科診療だが、口腔機能が低下してきた高齢者や発達過程で口腔機能が正常に獲得できていない小児に対する指導管理など、必ずしも直接の処置を伴わない指導管理に対するニーズは高まっているとされる。

 また、在宅療養者を医師が訪問診療する際に、食支援などで歯科医師が口腔機能、口腔衛生などに関する指導管理を行う場合、あるいは歯科医師の指示により在宅で歯科衛生士が口腔衛生管理を行う場合などでもオンライン診療の活用が想定されるという。

 テレワークはコロナ禍を契機に普及が加速し、”ポストコロナ”(あるいは”with コロナ”)の「ニューノーマル」な働き方としてクローズアップされている。欧米諸国ではテレワークが働き方の標準としてすでに浸透しつつあるという。日本の大企業でもテレワークを標準的な働き方と位置付ける動きが散見される。

 必要に迫られてテレワークをしてみたら、いろいろ利点があることが分かってきたのだ。オンライン診療でも、診療室では見せない患者の本音がうかがえるなど、対面診療を補う以上の利点が指摘されている。歯科医療のテレワーク=オンライン診療も活躍の場が広がりそうだ。

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