Report 2020 大災害への備え ③
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2019年10月に襲来した台風19号(令和元年東日本台風)は、東北や関東甲信など記録的な大雨をもたらし、阿武隈川や千曲川など142か所の堤防が決壊し、過去最大とされる水害被害が起き、各所の避難所には入りきれないほどの人数が避難した。今年、もし同様の事態が起きたら避難所での新型コロナウィルス感染症(COVID-19)対策も必要となる。
実際、2020年7月に九州各県で甚大な被害が生じた令和2年7月豪雨では、どの自治体も避難所でのCOVID-19対策に苦慮した。一方、こうした避難先での服薬や体調の管理は、基本的に個々人の問題であり、日頃からの備えがその後の治療経過を左右することにもなる。
同冊子には、災害時の避難先における医療用麻薬の扱いや酸素療法などへの対応についても具体的にアドバイスが記載されている。国立がん研究センターがん情報サービス(https://ganjoho.jp)の「大規模災害に対する備え」のページから無料でダウンロードできる。
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