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2020年10月 1日 (木)

Report 2020 大災害への備え ②

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 同冊子は、まず「普段からできること」として、①ラジオ、携帯電話、パソコンなど災害時にも情報を得られる通信手段を確保する、②お薬手帳など薬や治療の情報を記載した手帳を準備する、③災害時に担当医師や看護師、医療機器メーカーなど「誰に、どうやって、何の連絡を取るか」を決めて連絡先と避難経路を一覧に貼っておく、④移動の方法(搬送の方法)を練習しておく、を挙げている。

 「災害時の対応」では、①情報・通信手段を確保する、②お薬手帳・数日分の薬を持って非難する、③安否の連絡をする、④避難する(自宅で待機する場合は所在情報を近くの避難所に伝えておく)といった手順を具体的に示している。

 これらの中でも、特に必須とされるのが、療養中の病名、治療薬名、治療経過が分かるようにお薬手帳などに書き留めて、災害時には持ち出せるようにしておくことだ。東日本大震災では、薬物治療の記録が不明なため、がん薬物治療や糖尿病治療など厳密な投薬管理が必要なケースでも「おおまかな推測」で治療を継続せざるを得ない事例がたいへん多かったという。

 また、がん患者の場合は「予定通りに薬物治療に通えなくても大丈夫か」、災害時の対処法を主治医や薬剤師に確かめておくことが重要だ。がんの薬物治療の多くは1~2週間程度遅れても急に病状が進行することはないが、血液腫瘍などでは治療を中断できない場合もあるからだ。

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