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2020年11月24日 (火)

「容量市場」とは何か ④

続き:

ドイツのケース

 ドイツでは、2014年10月に連邦経済エネルギー省が「緑書」(議論素案)を公表した。その中で、さらなる電力市場改革で柔軟性を高める「電力市場 2.0+戦略的予備力」と「容量市場」を設ける 2 つの案を提示した。

 これに対して、三つの研究機関から分析報告書が出され、総費用が「電力市場 2.0+戦略的予備力」の方がおよそ 1/10 にとどまること、容量市場は再生可能エネルギーの活用を妨げることなど、容量市場のデメリットが確認された。幅広く団体や個人から意見も公聴し、「電力市場 2.0+戦略的予備力」に決定したのだ。

 因みに、そのドイツの場合でさえ、ドイツ大手電力会社 RWE は自社の褐炭発電所に対して全社売上の 13%に相当する容量支払いを得ることに成功したと Burg (2016)は報告している。

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