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2021年1月22日 (金)

犬笛政治の果てに ①

兼子 歩(明治大学政治経済学部専任講師)さんは「トランプ大統領の4年間を歴史的に考える」として述べる。これは「世界 1」よりコピーペー:

 2020年11月のアメリカ大統領選挙は、民主党のジョー・バイデン候補が勝利した。現職のドナルド・トランプ候補は敗北を認めず選挙不正があったと主張し、各地で訴訟や票の再集計要求を展開しているが、具体的な根拠はなく、11月末の時点で、選挙結果に影響しない些細な数件を除いて裁判所によりすべて却下されている。

 彼はなぜこのような態度をとるのか。こうした態度を生む彼の政治姿勢とは何だったのか。

 アメリカ史におけるトランプ大統領の4年間を考えるとき、彼の政治手法において最も重要かつ一貫した要素として、人種とジェンダーが挙げられる。彼は非公式会談においてアフリカ諸国等を「糞壷(shithole)」と呼んだことや、私的な場では「Nワード」やユダヤ人差別語を頻用していたことが暴露されており、個人として人種偏見を抱いていることは明白だが、公の場での演説等では直接的な差別語は使用せず、奴隷制賛美や、優生学的なレイシズムの露骨な主張もしなかった。

 だがそのことはトランプの政治手法が差別と無縁であることを意味しない。彼の政治的レトリックと政策は、レイシズムやセクシズムを本質的に組み込んできた。証拠なき不正投票の訴えも然りである。

 それは彼が特異な人物だからというより、むしろ歴史的に必然の帰結とさえ言える。

 

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