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2021年1月 8日 (金)

Report 2020 ツインデミック ②

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 こうした中、鹿児島大学認定ベンチャーのスディックスバイオテック社(鹿児島市)は、唾液を検体として新型コロナウィルス(SARS-Cov-2)とインフルエンザウィルスA型、B型の3種のウィルスを同時に検出できる検査キットを世界に先駆けて実用化し、このほど保険適用になった。

 専用測定器を使うと20分以内に結果が出るという。

 ツインデミックに立ち向かう有力なツールとして期待されている。

 一方で、今冬はインフルエンザの大きな流行は起こらないのではないかとみる専門家もある。その理由として、まず、COVID-19の拡散予防のため、国民の大半が日常的にマスクを着用し、3密(密閉、密集、密接)を避ける飛沫感染対策や手指衛生等が浸透していることが、インフルエンザの流行予防にも有効であることが挙げられる。

 また、南半球では例年冬季の7~9月にインフルエンザ流行のピークがあり、その後の北半球での流行を予測する目安ともされているのだが、今年の同時期にはオーストラリアをはじめ南半球全体で、患者発生もウィルス検出もごく少数で推移している。

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