Report 2021 mRNA ワクチン ①
広多勤(横浜ヘルスリサーチ代表)さんはレポートしています コピーペー:
2020/12/02、世界に先駆けて英国で米国ファイザー社が供給する新型コロナワクチンの接種が始まった。米国では同12月11日に、EUも12月21日に摂取を開始した。これに続いて米国モデルナ社、英国アストロゼネカ社のワクチンも緊急使用許可を取得して参戦したほか、中国製、ロシア製のワクチンを含めると、すでに50以上の国・地域で新型コロナワクチンの接種が進んでいる。
中国・武漢で新型コロナウィルスによる感染症が報告されてから1年足らずで複数の有効なワクチン開発がされたことは、これまでのワクチン開発の歴史からみると驚嘆すべき快挙だといわれている。
ファイザー社、モデルナ社、アストロゼネカ社のワクチンは、ウィルスの遺伝情報をもとに人工的に疑似ウィルスを仕立てた「遺伝子ワクチン」だ。このうちファイザー社とモデルナ社のワクチンは世界初の「メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン」になる。ウィグルの抗原スパイクタンパクを作る mRNA を人工合成し、脂肪酸粒子で包んでワクチンとした。筋肉注射すると、筋肉細胞がウィルスのスパイクタンパクを作って細胞表面に現す。種々の免疫細胞がそれに反応して新型コロナウィルスを特異的に排除する仕組みが立ち上がる。
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