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2021年4月 1日 (木)

香害―――新たな空気公害 ②

続き:

□ 香害被害者 7000 人

 被害を訴える声の増加を受け、2020年7月、香害の問題に取り組む市民団体からなる「香害をなくす連絡会」は、「香り被害についてのアンケート」調査を実施。その結果、7000人以上が洗濯時に使用する柔軟剤や香りつき合成洗剤、除菌・消臭剤、制汗剤などのニオイに苦しんでいることが明白になった。香りの被害があると答えたのは、女性回答者の85%、男性回答者の56%。30代(87%)、40代(83%)、60代以降(66%)で若い世代が多い。被害原因となった生活用品は、柔軟剤(86%)、香りつき合成洗剤(74%)、香水(67%)、除菌・消臭剤(57%)、制汗剤(43%)であった。報告された健康被害で目立つのは、頭痛(67%)、吐き気(64%)、思考力低下(33%)、咳32%)であった。また、被害を受けた場所は、乗り物の中(73%)、店(63%)、公共施設(53%)、隣家からの洗濯物のニオイ(47%)。さらに、そうしたニオイに苦しみ離職する人、登校拒否の子どもが、香害被害ありと回答した人の約 2割(19%)に上った。もはや”香り”が、我々の普通の生活さえ脅かす存在になっていることは明らかで、被害者の存在がはじめて数字で示されたのである。

 

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