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2021年6月29日 (火)

いま、この惑星で起きていること――新技術は地球を救うか? ①

森さやか(気象予報士―フリー)さんは「世界 5」に載せている。 コピーペー:

 「世界は我々を中心に回っているに違いない」。人々がこう口にするのを聞いた初老の科学者は、首を縦にも横にも振ることなく、ただ静かにその場を去っていった。数年後、彼がこの世を去るときに一枚の手紙をしたためた。「数学的な見地からすると、回っているのは我々のほうだと考察できる」

 天文学者コペルニクスは、慎重で、我慢強く、空気を読める人だったのだろう。天地を揺るがすほどの衝撃を与えた「地動説」は、彼の命日である 1543/05/24、に、こんな風にいてそっと発表されたようである。その当時は宗教的な影響もあって、人の住む地球こそが宇宙の中心だとする「天動説」が絶対の真理とされていた。

 そのため、生前コペルニクスは地動説を唱える自身の著書を出版せず、死に際にその本を自らの胸の上に置いて亡くなったとも言われている。彼の残した「遺言」は、その後、科学革命の一つとなり、固定観念を覆したことは有名な話である。

 「天動説」から「地動説」に変わったように、状況が一気に一変することがある。こと温暖化が進行する今日に至っては、環境の変化が目まぐるしく、温暖化対策としての科学技術の進展もにぎやかだ。今回は、そうした変わる環境と昨今の科学技術について紹介しよう。

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