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2021年6月12日 (土)

Clinical 高齢者のポリファーマシーと歯科薬物療法 ①

佐伯万騎男(新潟大学歯学部歯科薬理学分野教授)さんと松野智宣(日本歯科大学附属病院副院長、口腔外科教授)さんの共同研究論文です。

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   はじめに

 我が国の高齢化は世界でも類のない速さで進行し、2025年には団塊の世代が 75歳以上の後期高齢者になる。高齢化の問題は、歯科界においても待ったなしの課題である。高齢者の歯科診療における薬物療法において、どのようなことを念頭に置いたらよいだろうか。

 第一部では、最近耳にすることが多いポリファーマシーの問題について、これまでまとめられたガイドラインを紹介し、あわせて高齢者の薬物療法において考慮すべきことや加齢に伴う生理機能の変化について解説する。

 第二部では、高齢者において注意すべき薬物相互作用をいくつかのガイドラインに沿って例示する。この小論文が若い歯科医師の皆さんのこれからのスキルアップへの足がかりとなることを期待する。

          <要  約>

 日本では 75歳以上の高齢者が増加しており、歯科薬物治療のマネジメントにおいても重要な課題となっている。薬物の多剤併用であるポリファーマシーや高齢者に生ずる薬物動態の変化において最も重要なのが、薬物の腎臓における排泄の低下である。本総説は高齢者の薬物動態変化に影響を与えるこれら生理機能の変化について述べるとともに、高齢者のポリファーマシーとして歯科領域で用いられることが多い非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs) の薬物相互作用に焦点をしぼり、エビデンスに基づく診療ガイドラインを紹介する。

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