« スマホ社会はなぜ生きにくいか ② | トップページ | スマホ社会はなぜ生きにくいか ④ »

2021年8月 8日 (日)

スマホ社会はなぜ生きにくいか ③

続き:

二大プラットフォームは規約違反を理由にスマホ版を配信ストアから削除した。対象年齢の小学生は一人もいなくなった(巨大プラットフォーム会社はその後、小規模制作会社の管理手数料を値下げした)。

 

 対象年齢で影響が大きいのは動画共有サイトの利用規約だ。大手動画共有サイト「YouTube」は 2021年3月に規約の変更を発表している。それまで 13歳以上が対象で、13歳未満は利用できないとしていたようだが、親や保護者が同意して有効にすれば何歳でも利用可能というルールとなった。

 YouTube は、月間の利用者が20億人、動画投稿量は2019年で毎分500時間以上という。膨大な量の投稿動画について、利用規約違反の不適切動画の検出・対応は、自動判定プログラム、視聴者通報、1万人の手作業などで実施していると伝えられる。ちなみに2020年の年収世界1位の動画制作者は、子どもにおもちゃを紹介する米国の9歳の男の子で、年収30億円と発表されている。

 動画共有サイトは、しばしば不適切動画を幼児や子どもに推薦して問題を起こす。13歳未満の子ども向けサイトでも不適切動画が無防備な幼児や子供の前に突然出現する。有名なキャラクターの名前を使って教育目的の動画を装い、途中から暴力・差別・性的・残酷・排泄・悪行などの内容になる。  このタイプの動画問題は2017年以降エルサゲート問題と呼ばれ、多数報告されている。エルサはアニメの有名なキャラクターの名前である。

 2019年9月、YouTubeと親会社グーグルは、米国の連邦取引委員会に親の同意なく子どもの個人情報を違法収集した件で、1億7000万ドルで和解、2020年1月から投稿者が子ども向け動画かどうかを指定し、子ども向けの場合、個人別広告は表示できなくなったという。

« スマホ社会はなぜ生きにくいか ② | トップページ | スマホ社会はなぜ生きにくいか ④ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事