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2021年10月10日 (日)

公正な医療アクセス阻むグローバル製薬企業 ①

内田聖子(NPO法人アジア法人太平洋資料センター共同代表)さんが載せている。「世界 9」より コピーペー:

◉ 誰が最後尾に並んでいるのか――世界のワクチン格差

 新型コロナウィルスのパンデミックは、世界に存在する格差や不公正を改めて可視化した。感染拡大から1年半が経つ現在、世界はいま「ワクチン格差」という現実に直面している。

 2021年7月現在、「DNA」「RNA」「ウイルスベクター」「不活化・弱毒」など7つのタイプのワクチンが製造・供給されている。メーカー別では、ファイザー(米国)やアストロゼネカ(英国)、モデルナ(米国)など日本でも接種されているものをはじめ、ジョンソン&ジョンソンとノババックス(いずれも米国)、ガマレヤ研究所(ロシア)、シノバックとシノファーム(いずれも中国)など多くの企業が各国・機関と契約を結ぶ。

 現時点で約200ヵ国でワクチン接種が行われ、世界全体の累計接種回数は約35億4146万回を超えたとされる。ところが、接種国は著しく先進国に偏っている。米国では接種完了した人が人口の45%を超す一方、世界全体では人口の10%(7億8200万人)にとどまる。地域別では北米で人口の30%以上、欧州では28%が接種完了したのに対し、南米は約11%、アジアは8%、アフリカに至っては1%にも満たない。

 欧米ではすでにワクチン接種の「ゴール」が見えている中、アフリカや東南アジアの途上国で接種が本格化するのは、今から約1年半先の2023年初めからと予測されている。

 そもそも途上国では、新型コロナのワクチン以前に他の感染症との闘いも続き、必須医薬品や医療インフラも不足し、その背後には貧困・食料不足などの構造的格差の問題もある。

 途上国にとってワクチン接種による封じ込めは、「途方もなく先の見えない希望」だ。

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