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2022年5月15日 (日)

Topics 歯科口腔領域におけるタバコの影響と禁煙支援 ①

小島 美樹(梅花女子大学看護保健学部口腔健康学科教授)さんの小論文を載せる:コピーペー:

はじめに

 2021年5月、第74回、WHO 総会において口腔保健の歴史的な決議が採択された。この決議では、喫煙は悲観性疾患と口腔疾患の共通のリスクであることから、非感染性疾患対策に口腔保健の推進を統合することを求めている。WHO は、口腔保健従事者がプライマリ・ヘルス・ケアとして禁煙支援を実施するための手引書をホームページで公開している。また FDI も、2021年10月に歯科専門家向けの禁煙支援ガイダンスを発行しており、禁煙推進における歯科の役割への期待が高まっている。

 2019年の国民健康・栄養調査によると、わが国の成人喫煙率は男女合計16.7%で、減少傾向にはあるが、近年は下げ止まりの様態である。また、タバコをやめたい人の割合は26.1%で、増加の傾向は見られない。「改正健康増進法」の施行など、受動喫煙対策が進む一方で、新型タバコ、特に加熱式タバコの流行が禁煙推進の新たな障壁となって、歯科においても今後対応に留意する必要がある。

 本稿では、喫煙と歯科口腔疾患に関する研究知見をレビューするとともに、歯科医師が知っておきたい最近の禁煙トピックスについて解説する。

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