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2022年6月30日 (木)

ウイルス感染症事情 Report 2022 ②

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 インフルエンザの他にも、マイコプラズマ肺炎、RS ウイルス感染症、手足口病、ヘルパンギーナ、ノロウイルス・ロタウイルスによる感染性腸炎などで、流行の山が大きく低減した。このほかにも、渡航規制などで人の往来が大幅に減少したため、マライアやデング熱などの輸入感染症も激減した。

 インフルエンザについては、昨シーズンに流行がなかったことから、今シーズンはその反動で大きな流行が懸念されていたが、結局、今シーズンも昨シーズンよりさらに発生は少なく、2 シーズン続けて流行無しで終わった。

 実際に反動の流行があった例としては、RS ウイルス感染症がある。RS ウイルス感染症は、主に呼吸器系に症状が出る感染症で、小児や高齢者を中心に流行が発生する。近年では 7月頃から流行が始まり 9月頃にピークがある。コロナ禍以前の 2017年と 2018 年も同じような流行のカーブだった。ところが、2020年には流行の立ち上がりがまったくなかった。そして 2021 年になると、今度は例年より早く流行が始まり、ピークも早めで大きかった。2021 年 8月には高齢者施設で集団感染も起きている。

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