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2022年8月10日 (水)

Report 2022 コミュニティナース ②

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 本白書には、高齢者の社会参加や地域のつながりの創出など、全国各地 9 件の実践事例の「トピックス」が収載されている。そのうちの一つ、「誰もが健やかに暮らせる地域づくりの取り組み事例」として奈良県の「コミュニティナースの取り組み」が紹介されている。

 同白書によれば、吉野川(紀の川)の最上部に位置する山村の奈良県川上村(人口 1271 人、高齢化率57.9%)では、村が主体となって2016年に「一般社団法人かわかみらいふ」を設立、移動スーパーや宅配などの事業を行い、村民の日々の生活をサポートしている。2017年4月からは村で採用した「コミュニティナース」が移動販売に同行して声かけなど行い、日常の中で多様なケアを行っている。診療所の医師や地域包括支援センターなどとも連携して、住民の早期診察や早期治療指導につなげている。

 また、2019年度からは歯科衛生士も看護師に同行して歯科保健指導を実施し、「健口づくり」のサポートを行っている。こうした活動の結果、川上村の介護保険料は低くすることができているという。

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