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2022年8月15日 (月)

人間と科学 第337回 転換期を迎えるエネルギーシステム (4)―③

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 ここからの数回、IEA (国際エネルギー機関)が提供する World Energy Outlook 2021 (WEO-2021) による最新の分析を参考として、根世紀半ばに向けて辿りうる経路を考えていく。計量モデルとしての技術的な観点からフォーキャスティング型とバックキャスチング型のシナリオに分けられる。

 前者は、エネルギーの市場構造を分析しモデルを構築したうえで、政策、人口・経済、技術などの動向を前提条件としてインプットし、どんな世界が描かれるのか推計する。前提条件を変えるとアウトプットにどの程度影響するのかをみる感度分析も有効だ。また、時を経て実際の値が明らかになる頃には、単に「当たった・外れた」といった次元を超えた振り返りをする材料になる。事前の推計と比べて現実に辿った結果が大きく異なった場合、

 たとえば、実際に政府がとった政策や経済情勢などインプットした前提条件が想定と違う動きだった影響や、そもそも市場構造自体に変化があった可能性などを吟味することで、市場構造への理解が深まり、次に見通しを立てるのにも活かすことができる。

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