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2022年9月 1日 (木)

人間と科学 第338回 転換期を迎えるエネルギーシステム(5)――①

黒住 淳人(京都外国語大学・京都外国語短期大学副学長)さんの小論を載せる コピーペー:

3つのシナリオと2つのギャップ

 IEA(国際エネルギー機関)が発表する WEO (World Energy Outlook)は、当該分野で最も注目を集めるレポートの一つであり、世界的議論のたたき台としての役割も担っている。337回では、WEO-2021 で提示された主要な 3つの将来シナリオの考え方や CO排出量の推移を見た。これまでの排出量トレンドからすると、すべてのシナリオで増加に歯止めがかかることは画期的であり、パリ合意の成果ともいえよう。

 そして各シナリオで肝心の温暖化がどうなるのかが①50年ネットゼロシナリオ ②表明公約シナリオ ③公表政策シナリオである。もう一つは 世界の一次エネルギー需要の実績と2050年見通しの図が描かれている。

 エネルギー総需要およびその構成について、最近の実績とともにシナリオ別に2050年の見通しを掲げた。【公表政策シナリオ】は、政府が目標を宣言した段階にとどまる「公約」ではなく、具体的に「行動」に移された要素に限って想定に入れている点で、現状の延長に近いシナリオといえる。具体的には、経済や技術の動向など他の前提条件に加え、各国ですでに施行あるいは発表済みの施策を部門ごとに評価してモデルにインプットし、フォーキャスティング型で推計されている。

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