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2022年9月22日 (木)

HIV 陽性者を歯科医師が診るということ ⑦

続き:

「4. KA 歯科医院(東京)」の続き:

Q. 他の患者さんは、HIV 陽性者の受入れを、知ってらっしゃるか。

 以前、学会発表に向けてアンケートを取った経緯もあり、常連の患者さんはご存知で、多くの方々から理解が得られていると感じる。

Q. スタッフの方は、HIV 陽性者の診療受入れを行なって、それぞれ如何だったでしょうか。

 スタッフA 当初はアポイントの取り方、消毒・滅菌の仕方など今と違うやり方でしたが、皆で研修に行ったり、歯科医院内の勉強会なごで話し合いを重ねたりしているうちに、作業がやりやすい形に変わっていった。

 スタッフB スタンダードプリコーションの考え方と方法が、スタッフ間での統一されていった結果、安心して診療にあたることができています。

 スタッフC 心がバリアフリーになりました。

 スタッフD 自分の気持ちも、診療室の衛生環境も、受入れ前の形には戻板くない。

 スタッフE 問診表を見ても驚かなくなった。改めて書いてもらわずとも良いくらいです。

 スタッフF 感染対策の見直しを繰り返すことで、スタンダードプリコーションの意識が上りました。

 スタッフG 衛生の体制が整理されたことで、あらゆる感染症の方々の診療準備をあえて行なわなくても良くなったので、むしろ楽になった。

Q. HIV 陽性者の初診はどのような経緯ですか

 ルールは特別なし、専門医の紹介、人の繋がりからであったり。

Q. HIV 陽性者の診療頻度は現在どれくらい?

 週に数人程度、たまたま重なってしまう、あまり記入しない。

Q. 経皮的暴露時の予防薬の準備についての対応は、また、経皮的暴露があったときの対応は?

 U=U ですので、コントロールされていれば感染しないから、過剰に気にしていません。人として普通に気楽に対応すればよろしい。

Q. HIV 陽性者の診療を拒否または、特別視している従事者へ伝えたいこと、ご意見等

 針刺し予防のアイデアで、学会発表した手作りのキャップ装置や廃棄装置がある。創意工夫で何とかなる。よって、幸いなことに経皮的暴露は今のところありません。まさかのために後方支援病院とのルートは確保しているが、何よりもスタッフ間で、隠さず伝える事が大切であるという意識を持つようにしています。

 予防薬の件は薬事法等々の規制があるでしょうが、協力医者として手上げした時に、該当する薬を配布するなり、準備しても良いといった措置がとられると有難いと思う。

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