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2022年9月17日 (土)

HIV陽性者を歯科医師が診るということ ②

続き:

Q. HIV陽性者の最初の歯科治療は、いつ頃、その状況は、きっかけは何?

 大学病院在職中を通して診ていたので、「開業する際には、特殊外来で手一杯になったら送るからよろしく」ということで、開業当初からでした。

Q. HIV陽性者の診療受入れにあたっての支障、問題はあった?また、それへの対応は?今でも続けている配慮は?

 最初からだったので特になしでした。

 新規スタッフ採用する際には、「うちは大学病院や色々な総合病院と連携しているから色々な病気を持った患者さんがくるよ。糖尿業、癌、肝炎、HIV感染症……」と前もって説明して承諾をした人を採用してきました。

 Q. HIV陽性者の診療受入れにあたってスタッフの感想などがあれば教えてください。

 歯科衛生士:以前勤めていたおころは、エイズの患者さんを拒否していた診療所でした。ここの診療所にきて初めて接しました。面接時にそういう患者さんも来るということは聞いていましたが、さすがに最初の頃は近寄りがたい感じでした。グルタラール製剤などで消毒したり、オートクレーブで減菌したりしても大丈夫かなと、おもっていた時もあった。でも日々患者さんたちと接する中で、その思いは払拭され、今はその他の方々と何も変わりません。改めて、今どうと言われても逆にピンとこないですね。

 歯科助手:そうですね、最初の頃のイメージとか、どうだったかは覚えていないです。今は、特にどうということなく「普通」としか言えない。

 歯科医師:多分、私があまりにも普通にやっているので、その感覚にみんな同調していったのだと思います。

Q. HIV陽性者の診療受入れをしていることを、他の患者さんは知っていますか?

 どうでしょうか?患者さんのそれぞれのプライバシーなので、別にあえて言うこともないので。医者としての秘匿事項でもあるので。ただ待合室には各連携病院のプレートが出ているので「有病者でも診ているだろうな」くらいは思っていると思う。

 

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