神奈川県の歯科医師の体験記 ②
続き:
Q. HIV 陽性者の診療受入れにあたって、スタッフの感想等があれば教えてください。
HIV 陽性の患者さんでも、スタンダードプリコーションのなかで対応し、治療ができます、むしろウイルス性肝炎などの感染症の患者さんや、新型コロナウイルス対策の方が大変だと思います。
Q. HIV 陽性者の受け入れをしていることを、他の患者さんは知っていますか?
H.P を含めて、わざわざ連絡してませんが、常連だけでなく、患者さんは知っているようです。感染対策がきちんとできていることと、HIV(ウイルス性肝炎や他の感染症と比べて心配ないこと)について話しているので、信頼していると思う。
Q, 良かったこと、スタッフからの声でも良い
感染症対策に関してのスキルと自信があることと思える。余程、新型コロナウイルスのほうが、厄介だ。
Q. HIV 陽性者の初診はどんな経緯か
市内のエイズ診療拠点病院の専門医からの診療情報提供書によるものです。
Q. 現在の HIV 陽性者頻度は?
月 1~2 回
Q. 経皮的暴露時の予防薬の準備について、対応は、経皮的暴露時の対応は?
予防薬は置いてありません。今後検討するが、隣りの内科で対応しているから、必要性を感じない。
Q. HIV 陽性者の診療拒否あるいは特別視している歯科医療従事者へ伝えたいこと、ご意見など
特別視し、診療を拒否するのはスタッフを含めて智歯がない不勉強のせいである。ウイルス性肝炎、結核、新型コロナ等に比べれば、はるかに怖がる必要などなく、スタンダードプリコーションの徹底して、スタッフにもその対応を指導、理解してもらえればいいだけです。
地域住民には、どんな患者さんでも、診てもらえるという安心感を与えることにも、繋がっているように思います。
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