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2023年1月 6日 (金)

国際交流だより 世界標準と日本標準 ① 

井上 孝(日本歯科医師会国際渉外委員会副委員長、東京歯科大学名誉教授、東京医学技術専門学校校長)さんの文章を載せる。 コピーペー:

■国際的そして世界的へ

 「国際:international」は、国家間・国同士の・国を超えた、の意味で、「世界:world」は、人間の活動の場としての国を前提とする言語である。しかし、FDIはフランス語でFederration Dentaire International、英語では World Dental Federation とされたが、誰も気にしない。だから、各国の意見がまとまらないと信じている。

■歯科から口腔へ

 2015年に口腔健康から全身健康を提唱した FDI で、私は頑なにDentalをOralに変えることを提言したが、一蹴された。口腔健康というのに、各国の理解は歴史的背景を持つ Dental であることは間違いないと悟った。

 因みに、私が主戦場としている学会は日本臨床口腔病理学会、日本口腔検査学会、日本口腔外科学会、日本口腔インプラント学会……とすべて口腔だ。

そして患者は歯科に来院する矛盾がどうしても理解できない。

■歯科G7の必要性

 日本歯科医師会のご配慮により2007年より現在に至るまで国際渉外委員会委員を拝命し、その間、2007~2013年まで教育委員会委員、2013~2014年学術委員会委員、2014~2021年FDI理事として、都合14年間FDIいた。

 この14年間の感想は、参加国の歯科医学と歯科医療が学術 的、社会的、経済的、宗教的、んどのすべての面において格差により、あまりに大きな差があること。勿論インターネットの普及は、低開発国であっても、アップデートな知識を得ることができるが、なかなか本当の事情を聞き出すのは至難の業なのが、実情。

 14年の間、私が常に言い続けてきたことは次の5点だ。

 ①歯科G7を得ること

 ②国際基準を持ったデータを集めること

 ③医学に基づく口腔予防管理医療にすること

 ④歯科界からノーベル賞を出すこと

 ⑤その国にあった医療を模索すること

 

 結論、以上の提言を実現できるのはG7(英米独伊日加の先進7か国)でしかないと思う。民主主義や自由市場経済という価値観を同じくする先進国の集まりをFDIに作らなければ、いつまで経っても、アマルガムの是非、ブラッシングの推奨などの話題にとどまることは必至である。

 

 

 

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