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2023年2月11日 (土)

Report 2023 古遺伝学 ④

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 ペーボ氏らの最近の研究で、この「ゲノムの特定の領域の一群の変異」は南欧にいたネアンデルタール人が持っていて、約6万年前に交雑によって現生人類にももたらされたことが明らかになった。

 ネアンデルタール人由来の遺伝子領域がなぜ 2019年に現れた新型コロナウィルス感染症の重症化リスクと関連しているのはまだ分かっていない。研究者たちはその理由の解明を急いでいる。

 古代人類研究は、化石となった骨を掘り出し、その形態や骨格などから進化の道筋を推定してきた。だが骨をいくら調べてもネアンデルタール人の肌や目の色は分からない。遺伝子を解析すれば様々なことが具体的に分かってくる。

 ペーボ氏がネアンデルタール人のゲノムを解読し、古遺伝学を確立したことで、人類の進化研究は飛躍的に進化を遂げたと言えるだろう。

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