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2023年3月11日 (土)

人間と科学 第344回 永久不変の存在を求めて(5) ④

続き:

■質量とは?力とは?

 今日もキャベンディッシュ当時と原理的には同様な、2つの物体に働く力を検出する実験が続いている。改めて、この装置で検出感度を高めるためにはどうしたらいいのか。金属球を吊るす金属線を細くすれば簡素が高くなるだろうが、金属球の重さに耐えられないかもいれない。感度が高くなった分だけ、あなたが実験装置の傍にたっただけで、あなたの体重が影響してしまうかもしれない。

 電気や光なら絶縁体や遮光板で遮ることができる。そして熱、磁気、電磁気んど様々な形に姿を変えて検出することができる。しかし引力は何物も遮ることができない。さらに静電気力の源に電子という量子が存在するような場合と違い、重力にはそれ以上分割できない量子は見つかっていない。発生する仕組みも判っていない。

 現在、重力の仕組みを解明するような様々な実験や理論構築が試みられている。そして重力を、量子力学や相対性理論と整合させるのが現代物理学の一大テーマである。その統一がかなったあかつきには、万有引力定数も正確に確定できることだろう。

  

 さて、ここまで4つの定数を紹介した。宇宙が今の姿を維持していられるのは、これら定数が不変だからである。では逆に宇宙自体は永久に不変なのだろうか。     宇宙の進化と物理定数をめぐる話題を紹介します。

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