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2023年4月18日 (火)

Science 嚙みしめと運動の関係 ~遠隔促通の正しい理解~ ⑧

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まとめ

遠隔促通とは、ある筋の強い収縮が、離れた別の筋の活動を高める現象である。

遠隔促通は脊髄内ではなく、大脳皮質内の神経回路により作られると考えられる。

促通効果は努力レベルに比例するので、遠隔筋は意識的に力を込めたほうが効果的である。

咬筋の活動が遠隔筋として他の筋の活動性を高めているかどうかは、意識的に強く嚙みしめているか否かと筋活動が始まる順序に注目すると良い。

●嚙みしめによりスクラムマシン押しはスクラム力が増加した。嚙みしめる習慣のある選手に対しては MG などによる口腔への介入が効果的な可能性も示唆された。

●弓道ではほとんどの選手が嚙みしめをしておらず、意識的に強い嚙みしめをさせることは弓を引く動作に明らかな影響を与えないものの「離れ」動作の速度を減少させた。これは遠隔促通の非相反性の促通や Ia 抑制の減弱が鋭い動きにブレーキをかけた可能性が考えられる。

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