Clinical 手際の良い残痕歯の抜歯法 ①
堀之内 康文(公立学校共済組合九州中央病院歯科口腔外科部長、他、九州大学歯学部口腔外科臨床教授他大学、2 歯科大学を受け持っています)さんの小論文を載せる コピーペー:
はじめに
「抜歯は苦手で埋伏智歯の抜歯は難しいが、この程度の残根なら大丈夫だろう」と考えて高齢者の残根歯、の抜歯を始めたところ、骨性癒着や肥大があって思いのほか苦労した経験のある方は少なくないのではないだろうか。
患者も残根歯については「根っこだけだがら簡単に抜いてもらえるだろう」と期待しているところがあり、手際よく抜歯したいところである。
抜歯の中では埋伏智歯が抜歯が一番難しいと思われているかもしれないが、高齢者の残根歯は埋伏智歯よりも難しいことがある。単根の残根歯であっても、歯や骨の状態によっては必ずしもヘーベルと鉗子だけで抜けるものではなく、歯肉の切除や粘膜骨膜弁の挙上、歯根の分割や骨削除が必要になることも少なくない。
歯、歯槽骨の状態から抜歯の難易度を見極め、状況に応じた抜歯方法を選択して抜歯することが望ましい。―――安全で手際のよい残根歯の抜歯方法について詳細に述べる。
« Science 嚙みしめと運動の関係 ~遠隔促通の正しい理解~ ⑧ | トップページ | Clinical 手際の良い残根歯の抜歯法 ② »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ポストコロナ医療体制充実宣言 ①(2024.01.04)
- Report 2023 感染症根絶 ④(2023.11.30)
- Report 2023 感染症根絶 ③(2023.11.28)
- Report 2023 感染症根絶 ②(2023.11.24)
- Report 2023 感染症根絶 ①(2023.11.15)