« Report 2023 薬剤耐性対策アクションプラン ② | トップページ | 情報 Desk With コロナ時代:ウィルス性肺炎対策から誤嚥性肺炎対策へ―今こそ歯科界の英知の結集を―① »

2023年6月13日 (火)

Report 2023 薬剤耐性対策アクションプラン ③

続き:

 新アクションプランでは、これまでの取り組みにより一部の指標は改善傾向にあるが、改善の乏しい指標や新たに生じた課題がまだ多いと指摘し、新たな数値目標を設定して引き続き継続的に薬剤耐性対策に取り組んでいく必要がある。

 成果指標といて、薬剤耐性率では「バンコマイシン耐性腸球菌感染症の罹患者数を 80人以下(2019年時点)に維持」を追加するとともに、他の指標についても 2020 年を基準にした新目標値を設定。抗微生物剤の使用量については、「カルバペネム系静注抗菌薬の人口1000人当たりの1 日使用量を 20%削減」、「畜産分野の動物用抗菌薬の全使用量を15%削減、2920年を基準として目標値を改めた。

 具体的な取り組みの方針としては、医療・介護分野における院内感染対策サーベイランス事業の強化や、医療機関、高齢者施設、在宅医療など様々な臨床現場において感染予防・管理に取り組めるような連携体制を推進することなども盛り込まれた。

 薬剤耐性は、新型コロナウイルス感染症のように爆発的な感染症の脅威として現れることはない半面、その拡大を阻止するには“特効薬”はなく、国民や専門職の薬剤耐性に関する理解を深めるところから、時間をかけた地道な取り組みの継続が必要となる。新アクションプランでも、関係省庁・機関が一体となってワンヘルス・アプローチに基づく協働体制で対策に取り組む必要性を強調している。

« Report 2023 薬剤耐性対策アクションプラン ② | トップページ | 情報 Desk With コロナ時代:ウィルス性肺炎対策から誤嚥性肺炎対策へ―今こそ歯科界の英知の結集を―① »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事