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2023年7月12日 (水)

人間と科学 第348回 歴史散歩 医学の眼 リーダーたちが病気になった時(3) ①

恋しかるべき夜半の月と欠け行くもち月平安王朝の怨霊

小長谷 正明(国立病院機構鈴鹿病院名誉院長)さんは上述しています。それをコピーペー:

 2024年の NHK 大河ドラマは紫式部が主人公の『光る君へ』で、彼女が仕えた一条天皇中宮の彰子の父藤原道長も主要人物として登場するという。彼は藤原氏絶頂期の氏の長者だが、しばしば病に伏せり、物の怪の仕業と囁かれた。医学知識が乏しい平安時代、病気は怨霊のせいとされ、『源氏物語』では、光源氏の恋人の六条御休所は、生き霊あるいは死霊と化して彼の妻や恋敵たちの命を奪っている。

 実在の人物でも、菅原道真は雷となって藤原一族を祟り、崇徳上皇は保元の乱後に自分を讃岐に流罪にした後白河院や京の街に禍を転じて福をもたらした。だから、光源氏のモデルにしても、権謀術数の限りを尽くして摂政関白となった藤原道長にしても、夜毎に訪れる怨霊がいても不思議はなかった。

 道長自筆の備忘録『御堂関白記』には、長和 3(1014) 年の分が欠落していrて、自身が都合が悪い部分を破棄したと考えられている。時の帝、三条天皇に病気を理由に強引に退位を迫っていた後味の悪い年だ。彼には同じような前科がある。かって、兄たちの片棒を担いで憮姫を亡くして気落ちしている花山天皇を言葉巧みに退位させ、その兄たちが相次いで病没した後に五男ながらも氏の長者となり、兄の子たちも政略で追い詰めていた・

 

 

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